こどけんイベント

2018年09月10日

小豆川勝見先生のお話@郡山 を開催しました!



9月9日、こどけん企画、小豆川勝見先生のお話@郡山 を開催しました。
●先生のお話
手のひらいっぱいくらいの放射性物質が原発からばら撒かれた。その8割が海へ行った。残りの2割をなんとかするために、すでに何兆円もかかっています。
取り除く努力がされて来たけど、川や窪地など、たまりやすい地形を知ってくださいね。
これからはセシウムが動きにくい場所、例えば竹林のようなところは動かないでグルグル回る。しばらくは測り倒さなければならない。それはいつまでかっていうと、君たちがおじいちゃん、おばあちゃんになるまではね。
時間が経っても、事故直後の汚染のことは忘れちゃいけないよ。
あちこちのものを測りまくってるが、県外の物の放射線量が高いのを発見することも。「測らなきゃ!」と言うと、「いや〜、福島じゃないから」と言われたりする。
ちゃんと測定して、記録して、そして考え方の違いを前提にして、議論すること。気にしている、いないが議論すらできないのはおかしい。みんなで普通に話したらいいよね。なにしろ君たちがオッサンになっても、この話はあり続ける。なくなるまでに何百年もかかるんだから。
なのに研究者は足りません。みんなぜひ、研究者になってください!いつでも大学見学に来てくれたら嬉しい!
みなさん、ぜひ研究者への道を目指してください!








kodomotatinomirai at 13:39|PermalinkComments(0)

2016年12月29日

荒木田先生から中学生へのメッセージ

荒木田岳先生から中学生たちへのメッセージ

【自分の頭で考え判断する強さを――】


2016113日、「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト」は郡山市で中学生とその保護者を対象として、福島大学の荒木田岳先生を講師に勉強会を開催しました。
参加者は30名ほど。荒木田先生には「自分の身を守るためには何が大切なのか」をお話していただきました。



 冒頭に先生が示したお話の結論、それは「自分の足でデータを集め、自分の目で見て、自分の頭で判断しよう」ということでした。「津波がきたら、各自ばらばらに一人で高台に逃げろ」という意味の「津波てんでんこ」は、他にかまわず、とにかくそれぞれが自分の身を守らなければみんなが生きのびることはできない、という、経験に根差した先人の知恵でした。原発事故も同じで、政府のいうことを聞いていたら自分の身は守れない。
 一つの問題に対して一つの正しい答えがあると信じさせるような受験勉強も、「自分の頭で判断する」ことの障害になりうる。しかし、現実の世の中は、一つの問題に一つの答えしかないわけではありません。「正しい」「科学的」「客観的」という言葉に惑わされず、「本当にそうだろうか?」と問うこと。自分の頭で考える習慣をもち、流れている情報が信頼に足るものかどうかを判断する力をつけ、自分がどういう行動を選ぶのかを考えてほしい、というのが、荒木田先生のメッセージだったと思います。


 また、荒木田先生は被ばく防護がおろそかになっている現実を懸念し、「脱被ばく」の実践の障害になるのは、「同調圧力」「同化圧力」であり、(放射線への)不安をないことにする「自己抑圧」もあると言います。そして、「「私は私だから(被ばくの問題に向き合います)」と、表明するのは大変なことだけれど、強くなってください」としめくくりました。

お話のあと、参加した生徒たち一人ひとりが質問し、「慣れてしまったことは怖いことだと思った」と言う男の子も。保護者からも「(放射能汚染を)気にしながらも、こういった話を聞く場がほとんどありませんでした。貴重な時間でした」という感想がありました。

 子どもたちの健康と未来を守るプロジェクトでは、こういった勉強会を今後も開催する予定です。事前にこのブログでも告知いたします。
関心のある方はぜひご参加ください。


kodomotatinomirai at 14:34|PermalinkComments(0)