2019年3月、ホットスポットファインダーで、郡山市内の小学校の放射線量の測定を行いました。
(ホットスポットファインダーは、「こどけん」で所有しています。昨年末には、正確な測定を行うために、日本遮蔽技研にて校正もしてもらいました。)
この小学校の放射線量の測定は、何度か伺っているので、経年変化がわかります。
2年前、田園地帯の道路の隅では、地表近くで3マイクロシーベルトのホットスポットがありましたが、今回、同じところを測定した結果、1マイクロシーベルトほどに下がっていました。しかし、事故前の線量には程遠く、生活環境にあってはならないものです。
一緒に測定を行なった保護者の方も、通学する子どもたちのために、丁寧に測定を行なっていました。
町中の数値は0・1〜0・2マイクロシーベルトでしたが、土の多い場所(田畑)では、道端で0・3〜0・5マイクロシーベルトのところもあります。地表に近づけると、数値はさらに上がります。
測定の途中、散歩をしている年配の男性から声をかけられました。
「何をしているんだ?」
一瞬、「何を言われるだろう」と緊張しましたが、保護者の方と、「通学路の放射線量の測定をしているんです」とお伝えしたところ、「おお、そうか、ごくろうさん!」と、大きな声で言ったあと、足を止め、「大事なことだ。大いにやってくれ。なんなら、高めに出してほしいくらいだな」と言い、 立ち去っていきました。
少しびっくりしたので、保護者の方と顔を見合わせてしまいましたが、「みんな、心のどこかで、悔しいと思っているんですよね・・・」と、その方もつぶやいていました。
測定中には何度か声をかけられたことがあります。
あるときには、近所で井戸端会議をしていた年配の女性から声をかけられ、「測定をしています」と伝えると「どのくらいなの?」と尋ねられました。数値と、「あの植え込みのあたりは少し高めでした」とお伝えすると、「孫に言っておかなくちゃね・・・」と心配な顔でおっしゃっていました。
今回、ホットスポットファインダーで測定した結果は、保護者の方が学校と共有し、対応を相談することになっています。
今後も、子どもたちの生活環境や避難指示解除された地域など、測定を続けていきます。
(ホットスポットファインダーは、「こどけん」で所有しています。昨年末には、正確な測定を行うために、日本遮蔽技研にて校正もしてもらいました。)
この小学校の放射線量の測定は、何度か伺っているので、経年変化がわかります。
2年前、田園地帯の道路の隅では、地表近くで3マイクロシーベルトのホットスポットがありましたが、今回、同じところを測定した結果、1マイクロシーベルトほどに下がっていました。しかし、事故前の線量には程遠く、生活環境にあってはならないものです。
一緒に測定を行なった保護者の方も、通学する子どもたちのために、丁寧に測定を行なっていました。
町中の数値は0・1〜0・2マイクロシーベルトでしたが、土の多い場所(田畑)では、道端で0・3〜0・5マイクロシーベルトのところもあります。地表に近づけると、数値はさらに上がります。
測定の途中、散歩をしている年配の男性から声をかけられました。
「何をしているんだ?」
一瞬、「何を言われるだろう」と緊張しましたが、保護者の方と、「通学路の放射線量の測定をしているんです」とお伝えしたところ、「おお、そうか、ごくろうさん!」と、大きな声で言ったあと、足を止め、「大事なことだ。大いにやってくれ。なんなら、高めに出してほしいくらいだな」と言い、 立ち去っていきました。
少しびっくりしたので、保護者の方と顔を見合わせてしまいましたが、「みんな、心のどこかで、悔しいと思っているんですよね・・・」と、その方もつぶやいていました。
測定中には何度か声をかけられたことがあります。
あるときには、近所で井戸端会議をしていた年配の女性から声をかけられ、「測定をしています」と伝えると「どのくらいなの?」と尋ねられました。数値と、「あの植え込みのあたりは少し高めでした」とお伝えすると、「孫に言っておかなくちゃね・・・」と心配な顔でおっしゃっていました。
今回、ホットスポットファインダーで測定した結果は、保護者の方が学校と共有し、対応を相談することになっています。
今後も、子どもたちの生活環境や避難指示解除された地域など、測定を続けていきます。