2018年04月21日

甲状腺検査について説明会や意見交換会の開催を求めて県に請願をしました

●2018年4月20日

「311甲状腺がん家族の会」と「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト郡山」は共同で県庁内会議室で福島県に要望書を提出。福島県政記者クラブで記者会見を行いました。
 13時より県庁内の県政記者クラブで、県への要望書提出の報告。また、「放射線被ばく学習会」と「311甲状腺がん家族の会」が、県民健康調査検討委員会の委員で甲状腺の検査縮小を主張している大阪大学高野徹講師への公開質問状を提出したことについての報告会見も行いました。この質問状についてはいまだ回答が得られていませんが、回答が届き次第、2団体のホームページなどで報告がされる予定です。
(下に要望書を付けています)


◎毎日新聞掲載記事より

東日本大震災:福島第1原発事故 「平易な説明を」 市民団体が要請書 県民
健康調査 /毎日新聞2018年4月21日 地方版

東京電力福島第1原発事故の被ばくによる健康被害の実態を調べる県民健康調
査について、現時点での調査結果の説明と意見交換の機会を求め、県内の市民団
体が20日、内堀雅雄知事などに宛てて要請書を提出した。

「県民健康調査のあり方に関する要請書」で、提出したのは「311甲状腺が
ん家族の会」と「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト・郡山」。

要請書によると、調査は「将来にわたる県民の健康の維持、増進」を目的とし
ている以上、調査結果について広く理解を深めてもらうことが大切なのに、従来
公表されている調査結果は専門性が高く、一般市民にとっては難しかった。

このため、検討委員会の委員が平易な表現で説明することが不可欠だとして、
県民を対象とした説明会や意見交換会の開催を求めている。

県庁で記者会見した「家族の会」の武本泰事務局長は「被ばくしている以上、
当事者である県民は甲状腺が今どうなっているかを知る必要がある」と話してい
る。【柿沼秀行】


福島民報掲載記事

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

要望書


福島県
知事 内堀雅雄 様

福島県保健福祉部県民健康調査課
課長 鈴木陽一 様 

県民健康調査検討委員会
座長 星 北斗 様
                 311甲状腺がん家族の会
                 子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト・郡山



県民健康調査のあり方に関する要請書

 平素は、被ばくによる県民の健康被害の実態調査やその防止にご尽力賜り、心より敬意を表します。
 さて、福島の子どもたちならびに小児甲状腺がん患者やその家族が様々な疑問や不安を解消して、これまでより一層前向きに甲状腺検査や治療に向き合えますよう、下記のとおり要望を提出させていただきますので、ご高配賜れれば幸甚に存じます。


                    記

〔要請事項〕
 県民健康調査検討委員会の委員による、福島県民を対象とした現時点での調査結果の説明と、意見交換の機会を設けてください。


〔要請理由〕
1 県民健康調査は「将来にわたる県民の健康の維持、増進」を図ることを目的としていることから、県民に調査結果を周知すると共に、より理解を深めてもらうことが、円滑な調査の実施や目的達成の上では極めて大切なことと考えられます。

2 また、これまで公表されている県民健康調査の調査結果は、専門性が高く、その詳細を十分に理解することは困難であることから、福島県民を対象とした、専門家である検討委員会委員による平易な表現による説明は不可欠なものです。
3 さらに、検討委員会委員の方々にとっても、県民と意見交換を行うことは、県民健康調査を振り返り、専門的見地から広く助言などを行うためにも意義があるものと確信しています。

4 これまでの「県民健康調査」検討委員会の席上でも、当事者の声を聞く機会を設けるべき、当事者の代表を検討委員会に参加させるべき、などの意見も出されていました。

5 以上を踏まえまして、県民を対象とした上記説明会や意見交換会の開催を切望するものです。


・本要請書についてのお問い合わせ先
311甲状腺がん家俗の会事務局長 武本泰
℡:080-6718-1717  
Eメール:311tcfggmail.com

                                 河北新報掲載記事根本さん 請願


kodomotatinomirai at 14:13|PermalinkComments(0)要請・請願活動 

2018年03月27日

『こどけん通信』7号 完成しました!

『こどけん通信』7号が完成しました!
ぜひご覧ください。
定期発送の方にはすでに発送いたしました。

『こどけん通信』7号 もくじ*****

◆差別をめぐる議論を考える
被害者が見えなくされる・対立させられる構造を
私たちはどう乗り越えるのか
*清水 奈名子さんに聞くーーー吉田千亜(こどけん)

◆福島で暮らす子どもたち・子育て世代に届くものを
測定・交流会・勉強会 試行錯誤を重ねた7年を経て
*阿部 浩美(ふくしま30年プロジェクト)

◆終わりのない災害をどう生きるか
力尽きず、しなやかに持続する
*佐藤 洋(TEAM毎週末みんなで山形)

◆福島のリテラシー(6)
原発事故8年目を迎えて coba2011

◆この本を読みたい!
尾松亮著『チェルノブイリという経験 福島に何を問うのか』
*石田 伸子(こどけん)

◆子どもたちの視線(3)
2011年の小学2年生たちの感想文に思うこと
*根本 淑栄(こどけん)

◆測定所より
「子どもの尿」を測ってみると
*伏屋 弓子(新宿代々木市民測定所)

1冊300円➕送料




kodomotatinomirai at 14:14|PermalinkComments(0)『こどけん通信』 

2017年12月27日

『こどけん通信』6号 完成しました!

『こどけん通信』6号 完成しました!

🌼子どもたちに渡す未来のために
地域の人たちがつながる場をつくる
「たらちねクリニック」を開設
●鈴木薫さんに聞く(片山幸子)

🌼放射能とどう向きあうか? 
みんなで知識をシェアしよう。
測定しよう。
そして議論しよう。
●小豆川勝見さんインタビュー(石田伸子)

🌼福島のリテラシー(4) 
福島県民世論調査 知事支持率の虚像  ●coba2011

🌼本の紹介:Aya Hirata Kimura, “Radiation Brain Moms and Citizen Scientists”『放射脳ママと市民科学者 フクシマ以後の食品汚染のジェンダー・ポリティックス』 ●萩原ふく

🌼沈黙を強いる負の力を振り払うために 自分の言葉で発信する
避難者と水俣病患者の「協同のつどい」 ●吉田千亜

🌼測定所より 「粉ミルク・スキムミルク」を測ってみると     
●新宿代々木市民測定所 伏屋弓子

💌お申し込みは kodoken2@gmail.com まで。
1冊300円+送料 です。6号の2
6号の1


kodomotatinomirai at 14:18|PermalinkComments(0)『こどけん通信』 

2017年09月26日

『こどけん通信』5号 完成しました!

『こどけん通信』5号が完成しました! 
巻頭は「3.11甲状腺がんこども基金」についての崎山比早子先生インタビュー。「福島のリテラシー」、ハッピーアイランドネットワークのお芝居の情報、いわきのTEAMママベクの活動、「原発もメガソーラーもいらない!」などなど。ぜひ読んでくださいね〜。5
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5-4
5号の1


kodomotatinomirai at 14:24|PermalinkComments(0)『こどけん通信』 

2017年06月30日

通学路を測定しました

通学路測定 郡山市日和田地区/二本松市東和地区

「ホットスポットファインダー(放射線量測定器)」で地域の保護者と一緒に放射線量の測定を行いはじめてから、今年で6年目。事故から7年が経過した今なお、ホットスポットが確認されています。今回は、2017年4月に行った郡山市日和田地区と、2017年5月に行った二本松市東和地区の、通学路測定の様子をレポートします。
 
◆郡山市日和田地区
 のどかな田園風景の広がる郡山市日和田地区。二年前に日和田小学校の測定を行った同じコースを、改めて測定しました。測定を依頼されたのはHさん。近隣の保護者と測定結果を共有し、学校にかけあって、保護者が協力し合いながら、今なお、生徒の通学時の送迎を続けています。今回は、「今年度も送迎を続けさせてほしい」という要望を学校に届けるための測定です。

地表近くでは、今なお、毎時1マイクロシーベルトを超える場所が点在している

道路と、畑のあぜ道部分では、数倍の差がある
また、高さ(地表1mと地表ぎりぎり)でも数倍の差が出る
 

 道路除染の効果か、二年前より周辺の空間線量は下がってきてはいるものの、ホットスポットは今なお点在していました。特に、畑のあぜ道や、吹き溜まりには放射線量の高い場所が散見されます。子どもたちは、学校帰りにこういった場所で寄り道をすることもあるでしょう。Hさんはこの測定結果をもとに、「この結果ではまだ子どもたちを歩かせることに不安がある。学校と交渉します」と話していました。

◆二本松市東和地区
 震災当時0歳だった保護者が、小学校入学を期に「通学路を測定したい」と測定の依頼があり、二本松市東和地区に伺いました。昨年まで子どもたちが通っていたという「子ども園」の近くの土手でも、「毎時0.5マイクロシーベルトを超えて、土壌汚染は5000ベクレル/キログラムを超えていた場所があったんです」とAさん。子どもたちが喜んで遊ぶような丘になっています。「二本松はとってもいいところでしょう。『思いっきり遊んでおいで』と言える豊かな自然があったのに、今は『あれは触っちゃダメ、これはやってはダメ』って言わなくてはならないのがつらくてね――」
みんな小学1年生の子どもを持つ保護者


 測定し始めた大きな道路では、放射線量が毎時0.1~0.2マイクロシーベルトだったのが、山を切り開いて作られた道路に入った途端に、毎時0.4~0.5マイクロシーベルト(地表50cm)に上昇しました。道の両サイドにある斜面からの放射線量のようです。

 中学校の校門付近での測定では、地表近くで毎時2マイクロシーベルトを超える場所がありました。局所的ではあるものの、本来、子どもの生活圏にあってはならない汚染です。
 小学校の駐車場では、地表近くで毎時4マイクロシーベルトを超えるところまでありました。同行した保護者Bさんは「この辺りは、保護者が草むしりをする場所。こんなところ、素手で、例えば妊婦さんが…なんて考えたら。絶対にやらせてはいけないですね」と話していました。
東和中学校の校門前の地表近くで毎時2マイクロシーベルト。

 
東和小学校の駐車場の地表近くで毎時4マイクロシーベルト。

 運動競技場では、ゴムチップウレタン舗装(弾性のあるマラソンコース)に、放射性物質がしみ込んだままになっているのか、その上だけが毎時0.6~0.7マイクロシーベルト(地表50cm)という数値になりました。周辺の数値の、2~5賠ほどの数値です。

この日に測定した保護者のみなさんは「結果を持って、市や学校に相談したい」「今度は自宅周辺なども測定したい」と話してくれました。

 放射性物質の半減期や、除染で「放射線量は下がった」と言われがちですが、ホットスポットは今なお点在しています。今後も、通学路測定を続けていく予定です。



kodomotatinomirai at 14:32|PermalinkComments(0)測定 

2017年06月27日

『こどけん通信』4号 完成しました!

『こどけん通信』4号 完成しました!

contents

●国に命を預けず、自分の生き方は自分で決めるー仲間とともに、いのちが大事にされる社会をめざして
片岡輝美さん-----片山幸子

●フォローアップ除染は「心の除染」?
「対話」を妨げる安全の二重基準  INO

●福島のリテラシー 3
帰還困難区域「十万山」火災報道から考える coba2011

●FUKUSHIMAいのちの水 母親サロン座談会
子育てするママたちが安心して語り合える
あったかいサロンに来ませんか?
はら あけみ

●測定所より愛をこめて 2
通学路の苔を測定する 関川永子

●原発震災で被った損害が賠償されるのは当然です
あきらめないで請求しましょう---根本淑栄

●測定所より
「水道水」を測ってみると
新宿代々木市民測定所

ご注文は
kodoken2@gmail.com
まで!
4号



kodomotatinomirai at 14:26|PermalinkComments(0)『こどけん通信』 

2017年03月10日

『こどけん通信』3号 完成しました!

『こどけん通信』3号 完成しました! 
内容は
「乳歯プロジェクト」「⚽️お母さんたちと一緒に作った支援活動」「📰「県民健康調査検討委員会」報道を読み解く」「不安も悩みも出し合えるお茶会☕️やってます」「測定室から愛を込めて💜」などなど。

ご注文はkodoken2@gmail.comまで。
一冊300円。送料は1冊120円、3冊まで180円です。3-1
3-2
3-3


kodomotatinomirai at 14:28|PermalinkComments(0)『こどけん通信』 

2016年12月29日

荒木田先生から中学生へのメッセージ

荒木田岳先生から中学生たちへのメッセージ

【自分の頭で考え判断する強さを――】


2016113日、「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト」は郡山市で中学生とその保護者を対象として、福島大学の荒木田岳先生を講師に勉強会を開催しました。
参加者は30名ほど。荒木田先生には「自分の身を守るためには何が大切なのか」をお話していただきました。



 冒頭に先生が示したお話の結論、それは「自分の足でデータを集め、自分の目で見て、自分の頭で判断しよう」ということでした。「津波がきたら、各自ばらばらに一人で高台に逃げろ」という意味の「津波てんでんこ」は、他にかまわず、とにかくそれぞれが自分の身を守らなければみんなが生きのびることはできない、という、経験に根差した先人の知恵でした。原発事故も同じで、政府のいうことを聞いていたら自分の身は守れない。
 一つの問題に対して一つの正しい答えがあると信じさせるような受験勉強も、「自分の頭で判断する」ことの障害になりうる。しかし、現実の世の中は、一つの問題に一つの答えしかないわけではありません。「正しい」「科学的」「客観的」という言葉に惑わされず、「本当にそうだろうか?」と問うこと。自分の頭で考える習慣をもち、流れている情報が信頼に足るものかどうかを判断する力をつけ、自分がどういう行動を選ぶのかを考えてほしい、というのが、荒木田先生のメッセージだったと思います。


 また、荒木田先生は被ばく防護がおろそかになっている現実を懸念し、「脱被ばく」の実践の障害になるのは、「同調圧力」「同化圧力」であり、(放射線への)不安をないことにする「自己抑圧」もあると言います。そして、「「私は私だから(被ばくの問題に向き合います)」と、表明するのは大変なことだけれど、強くなってください」としめくくりました。

お話のあと、参加した生徒たち一人ひとりが質問し、「慣れてしまったことは怖いことだと思った」と言う男の子も。保護者からも「(放射能汚染を)気にしながらも、こういった話を聞く場がほとんどありませんでした。貴重な時間でした」という感想がありました。

 子どもたちの健康と未来を守るプロジェクトでは、こういった勉強会を今後も開催する予定です。事前にこのブログでも告知いたします。
関心のある方はぜひご参加ください。


kodomotatinomirai at 14:34|PermalinkComments(0)こどけんイベント 

2016年12月27日

『こどけん通信』2号 完成しました!

「こどけん通信」2号完成しました! 「土壌ベクレル測定プロジェクト 」「保養について語ろう」「福島のリテラシー」など、筆者渾身の記事をお届けします。
一冊300円。軽〜くなりました(^^;
ご注文はkodoken2@gmail.comへ。2gou
2gou-2


kodomotatinomirai at 14:29|PermalinkComments(0)『こどけん通信』 

2016年09月01日

県民健康調査・甲状腺検査に関しての要望書を提出しました

「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト・郡山」の共同代表と、県内に住む母親3名の計4名は本日、福島県を訪れ、「県民健康調査・甲状腺検査に関する要望書」を提出しました。

県側で対応したのは、保健福祉部県民健康調査課・主任主査の福島秀行氏ら。
福島県での甲状腺検査規模縮小の動きを受け、こどけんが8月23日に要請書に対する賛同を呼びかけたところ、わずか1週間で国内119団体、海外5団体の合計124団体から賛同が集まっています。
(県民健康調査・甲状腺検査に関しての要望書の提出についての賛同のお願い http://kodomo-kenkotomirai.blogspot.jp/2016/…/blog-post.html

賛同くださった団体のみなさま、ありがとうございました。
今後の対応に注視したいと思います。

要望書の提出


賛同くださったみなさまへのお礼とご報告


詳報は、和田秀子さんのFacebook記事をご覧ください。

以下、要望書の最終版です。
賛同団体のお名前も記載させていただきました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

                    2016年9月1日


福島原発事故後の小児甲状腺がんに関わる関係者のみなさまへ

〒960-8670
福島市杉妻町2番16号
福島県保健福祉部県民健康調査課 御中

〒960-1295
福島市光が丘1
福島県立医科大学 御中

〒960-8670
福島市杉妻町2番16号
福島県保健福祉部県民健康調査課内
福島県県民健康調査検討委員会 御中


                    子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト・郡山

       県民健康調査(特に甲状腺検査)のあり方などについて (要望)

 昨今、県民健康調査、中でも甲状腺検査のあり方や、福島県内で発見されている小児甲状腺がんについて、関係者や研究者の中から、様々な意見や知見が発信されています。このように、多彩な議論が展開されることは、被ばくとの因果関係などを解明する上で、必要不可欠であり、決して否定されるべきものではありません。
 しかし、これらの中には、関係者としての責任感に疑念を抱かざるを得ないもの、研究者としての公正な立場を逸脱しかねないものなどが散見されます。
 そこで、福島県内で実施されている甲状腺検査や、これら検査で発見されている小児甲状腺がんに関わる関係者や研究者のみなさま方には、甲状腺検査の目的に立ち返り、苦悩し続けている福島の子どもやその保護者に心を寄せて、より一層真剣に取り組まれることをお願い申し上げます。
 そのうえで、下記の事項について、特に要望いたします。

               < 要 望 事 項 >

○ 第一  甲状腺検査の阻害要因となりかねない発言について
 一部の関係者や研究者が、「甲状腺検査を受けない選択肢もある」「甲状腺検査対象を縮小すべき」などと、検査見直し論を積極的に唱えています。
 そもそも、甲状腺検査は「子どもたちの健康を長期的に見守り、県民の不安に寄り添う」ことを主たる目的として開始されています。
 そして、放射線起因の小児甲状腺がんのみならず、小児甲状腺がんそのものについても、その病態は解明途上にあるというのが共通認識かと思います。
 さらに、福島原発事故による放射線被ばくと小児甲状腺がん発症の因果関係についても、初期被ばく線量などが十分に把握されておらず、県民健康調査検討委員会でも、解明すべき重要な課題の一つとなっています。
 また、福島県立医科大学は、“今後適切に検査を繰り返し、その結果を慎重に見ていくとともに、第20回検討委員会で発表した、平成27831日付「放射線被ばくの影響に関する調査研究について」にて掲示した3つの調査研究および、今後追加で必要と判断した調査研究等を通じて、福島県における放射線被ばくの影響の解明に取り組む所存です”と述べています(本年1月7日付け当会宛回答書より引用)。
 そのような中で、現行の甲状腺検査を維持、継続することは、甲状腺検査の目的に叶い、実態を把握し、放射線被ばくとの因果関係を解明する上で最低限、必要不可欠なものです。
 縮小すべき等の見直し論は、あまりにも早計であり、甲状腺検査の目的からも逸脱し、不安の解消に結びつきません。また、このような見解が発信されることによって、検査の受診率の低下を招く可能性もあり、甲状腺検査の阻害要因となりかねません。
 今後、このような発言には厳重に留意いただきたく要望申し上げます。


○ 第二  幅広い地域での甲状腺検査の実施について
 福島県および福島県立医科大学は、“他都道府県で福島県と同様の検査をした場合に、類似する結果となる可能性は高いと思われます”と述べています(本年1月7日付け当会宛回答書より引用)。
 つまり、小児甲状腺がんの多発が他の地域でも予見されるという認識をもち、加えて、当然ながら、放射性物質の拡散とその影響には県境はありません。
 であれば、広範に甲状腺検査を実施すべきであることは明白であり、医療従事者として当然の責務と考えます。
 ついては、被ばくを受けた、福島県以外の都道府県での甲状腺検査の実施を要望します。


○ 第三  手術の妥当性について
 県民健康調査検討委員会や、昨今の一部の研究者による学術発表では、福島で発見されている小児甲状腺がんと放射線被ばくとの因果関係については否定される傾向にあります。
 そして、「精度の高い検査を行うことで“潜在がん”を発見している」、「一律のがん検診による“死亡率の低下”というメリットが生じにくいため検診は世界的に推奨されていない」という意見のみならず、「検査を受けること自体が受診者の不利益になり得る」という意見までもが報道されています。
 さらに、福島県や福島県立医科大学からは、同様の検査を実施した場合、他都道府県でも、福島県と類似の結果が得られるとの認識までもが示されています(本年1月7日付け当会宛回答書より引用)。
 表明されているこれらの見解に依拠した場合、これまで甲状腺検査でがんが発見され、手術を受けた福島県の子どもたち約130人は、死亡率の低下が期待できない検査、つまり不要とも言うべき検査で潜在がんを見つけ出され、挙句の果てに放置してよかったがんに手術を施された―――という理解をせざるをえなくなります。
 あるいはもし、福島の130人の子どもたちには必要な手術がなされたのだとし、そして、福島県以外の他都道府県の子どもたちにも、福島県と同程度の小児甲状腺がん(潜在がん)が確認されるだろうと類推するのであれば、彼らにも必要な手術や治療がなされるべきであり、そのための検査が実施される必要があります。
 そのため、福島県で発見されている小児甲状腺がんが、放射線起因でないとすると、福島県と他都道府県の子どもたちへの対応には深刻な矛盾が生じていることとなります。
 このような矛盾を放置せず、これまで甲状腺検査で発見された小児甲状腺がんの手術の妥当性について、公正な立場で、可及的速やかに再検証することを要望します。


○ 第四  研究者の公正な立場について
 医学研究を含め科学研究は、さまざまな事象に関して、その成り立ちや理由について真理をとらえて解明するものです。そのため、科学者は研究について「注意深くデータを集め、適切な解析及び統計手法を用いて、その結果を正しく報告」しているものと信じています。また、私たちは「科学研究によって得られた結果は研究者の誠実で正しい考察によるもの」と信頼しています。
 その上で、先にも述べましたが、小児甲状腺がんは未解明の領域が多く、さらに、福島で発見されている小児甲状腺がんについては、放射線起因か否かなど、未だ専門家の間でも議論のあるところです。そのため、科学者は、自らと異なる特定の議論を排除することなく、幅広い知見の下で、被害者の立場に立った研究や予防原則の立場での公正な科学研究に邁進すべきであり、そのことによって社会的に役割を果たし、福島県民および幅広く市民社会からの信頼を獲得すべきものと考えます。
 公的な役割として、さまざまな研究成果や知見に誠実に向き合い、真理の解明に道を開く研究が進められることを切望するものです。


○ 賛同団体について
 国内122団体、海外5団体、合計127団体から賛同をいただきました。なお、賛同団体名は、別紙をご参照ください。


○ 問い合わせ先について
  子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト・郡山
  電話番号 080-1809-3169
  メールアドレス support-fukushima@road.ocn.ne.jp



○ 賛同団体(賛同受け付け順)
001  子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト
002  NPO法人 子ども全国ネット
003  子ども脱被ばく裁判の会
004  ママレボ出版局
005  山の家きょうどうを支える会
006  こどもみらい測定所
007  ママの会@たま
008  3.11ゆいネット京田辺
009  虹とみどりの会
010  緑ふくしま
011  安心安全プロジェクト
012  福島原発30キロ圏ひとの会
013  「子ども脱被ばく裁判」を支える会・西日本
014  かふぇぷらす郡山
015  「子ども脱被ばく裁判を支える会・西日本」内支える会・大阪神愛教会
016  いのち・未来うべ
017  休日奉仕隊
018  いわきの初期被曝を追及するママの会
019  ウィズキッズ
020  hand to hand project kawamata
021  京都原発研究会
022  風の町の未来´s
023  非営利公益市民活動団体    
024  はみんくBird
025  Fukuみみ*ラボ
026  尾道 ひなの会
027  うみ、やま、ひと広島バカンス実行委員会
028  うつくしまふくしま未来ネットワーク
029  「福島の子どもたちとともに」川崎市民の会
030  NPO法人 新宿代々木市民測定所
031  小金井市に放射能測定室を作った会
032  放射線量測定室・多摩
033  NPO法人 ファーム庄野
034  内部被曝から子どもを守る会・関西検診プロジェクト
035  白井子どもの放射線問題を考える会
036  なかのアクション・福島子ども保養プロジェクト
037  原発学習交流会・大阪
038  ひらかた 被災者とともに考えできることからやろう会
039  たまあじさいの会
040  NPO法人「ちくりん舎」
041  手をつなぐ3.11信州
042  子どもたちを放射能から守る信州ネットワーク
043  子どもたちを放射能から守る伊豆の会
044  地球の子ども新聞
045  角田市民放射能測定室
046  NPO法人 R.I.La
047  脱被ばく実現ネット
048  県境なき医師団
049  絆ジャポンーモントリオール
050  福島~山口 いのちの会
051  Sayonara Nukes Berlin
052  南紀おたすけ隊
053  原発いらない福島の女たち
054  子ども脱被ばく裁判支える会・東日本
055  子どもを守ろう水曜文科省の会
056  川内脱原発テント
057  経産省前テントひろば
058  脱原発はりまアクション
059  ストップ原発&再処理・意見広告の会
060  北海道檜山地方保養受入連絡会だっこんび桧山
061  福島こども支援・八王子
062  福島の子どもたちとともに・西湘の会
063  放射能から子どもを守る会春日部
064  子どもたちに未来をわたしたい・大阪の会
065  放射能から子どもの未来を守る調布の会
066  とちの実保養応援団
067  NPO法人福島の子どもたち香川へおいでプロジェクト
068  子供の未来を考える会ハチドリ
069  特定非営利活動法人青空保育たけの子
070  未来の社会を考える仲間達
071  石川県保険医協会原発・いのち・みらいプロジェクト
072  子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
073  ピース・フィロソフィー・センター
074  はっぴーあいらんど☆ネットワーク
075  兵庫県南部大地震ボランティアセンター
076  放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク
077  子ども脱被ばく裁判 支える会北海道
078  子ども脱被ばく裁判を支える会西日本・高槻
079  らる畑
080  放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会
081  原発災害情報センター
082  NPO法人みみをすますプロジェクト
083  生活クラブふくしま生活協同組合
084  新宿代々木市民測定所 伊東分室
085  西田勝・平和研究室
086  NPO法人 快医学ネットワーク
087  NPO法人 福島こども保養プロジェクト@練馬
088  放射能から豊中の市民・子どもを守る会
089  放射能から子供を守る会・塩谷
090  モントリオール9条の会
091  さよなら原発神戸アクション
092  こどもを守る会 いるま
093  入間から発信!ずっと暮らし続けるために動く会
094  東日本大震災避難者の会 Thanks  Dream
095  福島応援プロジェクト茨城
096  常陸24条の会
097  保養ネット・よこはま
098  ひなん生活をまもる会
099  南相馬・避難勧奨地域の会
100  さくら・市民ネットワーク
101  放射能問題支援対策室いずみ
102  特定非営利活動法人有害化学物質削減ネットワーク
103  福島バッジプロジェクト
104  原発の危険から子どもを守る北陸医師の会
105  医療法人社団 一期会 ウェル歯科診療室
106  福島~山口いのちの会
107  山口県避難移住者の会
108  震災復興プロジェクト・神奈川
109  TEAM毎週末みんなで山形
110  JIM-NET
111  福島の声にみみをかたむけるプロジェクト
112  会津放射能情報センター
113  脱原発・滋賀☆アクション
114  1000人で支える保養プロジェクト
115  原発事故避難者に公的支援を求める会(沖縄)
116  合同会社フロンティアファーム
117  子どもと未来を守る小金井会議
118  福島の子どもを招きたい!明石プロジェクト(たこ焼きキャンプ)
119  東海第二原発再稼働ストップ日立市民の会
120  放射能汚染から子どもを守ろう@つくば
121  原発賠償京都訴訟 原告団
122  子どもたちの命と未来の勉強会
123  子ども脱被ばく裁判・支える会ニュージーランド
124  おいでませ山口♪ 定住支援ネットワーク
125  原発いらない牛久の会
126  ほうせんかの会
127  うつくしま☆ふくしまin京都―避難者と支援者のネットワーク
128  放射線被ばくを学習する会
129  森の測定室 滑川



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2016年08月23日

『こどけん通信』1号 発刊しました!

こどけん通信 Vol.1 できました

『こどけん通信 vol.1』 ができました。
→すみません、売りきれてしまいました!次号もぜひよろしくお願いいたします(2016年10月24日)


一般社団法人 子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト(=こどけん)は、2011年より、
福島のお母さんたちとの座談会、健康相談会、勉強会、子どもたちの保養企画などに取り組んでき
ました。郡山のメンバーは、放射能からの防護にかかわるさまざまな問題について、行政交渉や請
願活動なども行ってきています。


2013年より、「通学路や居住環境がどのくらいの線量なのかわからなくて不安」という、特に小さ
なお子さんを育てるお母さんたちからの要望にこたえ、ホットスポットファインダーで測定し、そ
れをデータマップにして配布し、行政への対応を求めるなどの活動を続けています。


荒木田岳さん、尾松亮さんのメッセージとともに、私たちの活動から見えてきた「福島の今」をみな
さんにお伝えします。





≪ 目 次 ≫


『こどけん通信』発行にあたって
荒木田岳さんインタビュー
尾松亮さんインタビュー
測定の記録
 2013年
 2014年
 2015年
 2016年
おわりに


子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト 編
定価 300円
2016年8月15日発行

送料は 1冊 180円 2冊 215円 4冊まで 300円 10冊まで 360円 30冊 760円

問合せ先: kodoken2@gmail.com





kodomotatinomirai at 14:38|PermalinkComments(0)『こどけん通信』 

2016年02月18日

県民健康調査で発見された小児甲状腺がんについて(質問および回答)

県民健康調査で発見された小児甲状腺がんについて(質問および回答)

県民健康調査で発見された小児甲状腺がんについて、昨年12月に

1)福島県立医科大学
2)福島県保健福祉部県民健康調査課

に質問を提出し、今年1月に回答を得ましたので、こちらにUPします。


1)福島県立医科大学からの回答


2)福島県保健福祉部県民健康調査課からの回答






kodomotatinomirai at 14:47|PermalinkComments(0)要請・請願活動 

2015年10月09日

国道6号線測定結果と提言書の提出について

国道6号線測定結果と、提言書の提出先について

提言書の賛同呼びかけから数日で、70団体近い賛同団体が集まりました。ご賛同の連絡をくださったみなさま、ありがとうございました。
全国からの賛同ですが、福島県内の団体、福島県から避難された方の団体からも、多数寄せられました。また、「個人での賛同は受け付けていないのですか」という問い合わせも何件かいただきました。

「主催団体には送らないのですか」
というお問い合わせもいただいたのですが、今回、直接はお送りしておりません。ネット上で拡散していただいたので、主催団体の方にも届いているかと思います。

この提言書を持って、本日、「後援(予定)」になっている福島県に申し入れに行くことになっています。
また、県教育委員会とも協議する場を持ち、掲載されている中学校・高校に「こういったイベントへの参加呼びかけは慎重になってほしい」と伝えてもらうよう、話します。

その際に測定データを持って行くためにも、107日、6号線をホットスポットファインダーで測定しました。主に、子どもたちが参加するとされている区間です。
スタート地点である二つ沼公園周辺と、いくつかの出発点周辺を徒歩で測定しています。
すべてのコース、すべての道路を徒歩で測定できたわけではありませんが、徒歩と車内測定を含めた結果をこちらにUPします。



測定全体のマップ
海沿いが6号線(行き)、内陸側が常磐道(帰り)の測定値

主催団体にも確認しましたが、「帰還困難区域」を含む活動コースは子どもは参加しないとのこと(掲載マップの富岡町④浪江町⑤)。また、楢葉町⑥も子どもは参加しないとのことでした。当然だと思います。

清掃ボランティア活動のチラシ


富岡町

浪江町

楢葉町

そもそも、「帰還困難区域」は二輪車も通行できないことになっています。
実際、測定中も、そこを通過しようとした二輪車は、警官に止められています。
ましてや、大人も含めた徒歩での無防備な清掃作業が許可されるとは思えません。仮に許可されたら、大問題です。

いちおう、参考までに6号線の帰還困難区域(清掃活動コースにはなっていない/車内測定)のマップもこちらに公表しておきます。

大熊町


大熊町

 
双葉町

車内と車外はどれほど違うのか、というのは、常磐道を通過したときに、車外測定値と車内測定値が分かるように写真を撮りました。

車内1.9μシーベルト/毎時
車外4.6μシーベルト/毎時
約2.4倍

車内0.3μシーベルト/毎時
車外0.6μシーベルト/毎時
約2倍


写真で分かる通り、車内測定値に対し、車外はおよそ、2倍~3倍の数値です。汚染はまだらですし、車を停めて測定したわけではないので参考程度ですが。(※詳細な数値・路肩の地表面等は測ってみないと分かりません)

車内で4.5μシーベルト/毎時

1年前の測定では、車内でも12μシーベルト/毎時を超えた場所もあった


車外に出られるところ(帰還困難区域以外)は、清掃活動コースになるであろう歩道を、一部、徒歩で測定しています。

広野町スタート地点付近

広野町スタート地点付近

南相馬市原町区

南相馬市原町区

浪江町


ちなみに、6号線は、20149月に通行可能になった頃に「除染・復旧が終了した」とされています。思いのほか「数値が低い」という印象を持つ場所もあるかと思いますが、念のため付け加えると、6号線から少し外れれば、数値の高いところは点在しています。

汚染はまばら。6号線からそれた道路は測定しないと分からない


たとえば、これは帰還困難区域で今回の清掃コースではありませんが、最も高い大熊町中央台交差点付近で、車外に出て、6号線から数メートル入っただけで、40μシーベルト/毎時近くまでいきました(2014年10月測定)。1年前の測定ですが、とんでもない数値です。

2014年10月 大熊町中央台交差点付近
38.927μシーベルト/毎時


こういった帰還困難区域を通行した車に付着した土が、30万ベクレル/kgを超えるということを、『科学』2015年10月号(岩波書店)で、小豆川勝見先生が指摘しています。


前置きが長くなりましたが、測定した上で、このイベントに対して感じた点は以下の通りです。



1)現在、6号線は工事車両が驚くほど多く、粉塵やほこり、排気ガスで「充満している」状況です。たとえ土曜日とは言っても、日曜日と比べると、交通量は「平日より少しだけ減る程度」であると、沿道の商店の店主が証言しています。そういった場で、マスク着用を義務付けることもなく、清掃活動を行うのは危険であると考えます。上記のような車の付着物が舞う可能性も考慮してほしいと思います。


ダンプトラックがずらりと並ぶ


2)道路の除染は確かに済んでいると思われるところもありましたが、局所的な汚染は点在していました。道路・歩道中央と路肩の土の数値は、2倍~20倍(徒歩での測定最大値は1.7μシーベルト/毎時:南相馬市原町区)の差があります。ゴミの多くは路肩の土の上にあるので、その危険性をしっかり参加者希望者に伝えてほしいと思います。

南相馬市原町区の6号線路肩で1.7μシーベルト/毎時


3)ゴミは確かにありましたが、1000人の参加者で拾うほどのゴミはありませんでした。子どもも数百人の参加があると聞いていますが、やる気のある参加者であればあるほど、道路の奥のほうまで行く可能性や、触れなくてもいいものまで触れてしまう可能性もあります。せめて大人だけを募る方法で良かったのではないかという印象を持ちます。

歩道が0.1~0.2μシーベルト/毎時でも、土の部分はその2倍~数十倍になる


4)道路除染の済んでいるところもあるようですが、「ここは除染していないのでは」と思われる区間もありました。特に、相馬市の活動ルートとなる道の駅周辺の路肩の土の上の空間線量は、他の区域よりも高めの数値が出ています。(0.3μシーベルト/毎時~0.7μシーベルト/毎時)


相馬市道の駅そうま付近 土の部分で0.3~0.7μシーベルト/毎時


5)交通量については1)で指摘しましたが、歩道のない所では、まさに命がけの測定でした。すれすれのところを、ものすごいスピードのダンプトラックが通過していきます。ちなみに、測定を行った107日に、国道6号線を走るダンプトラックが横転事故を起こしていました。
   この事故にもしも人が巻き込まれたら――積み荷が覆土ではなく、除染土であったら――と考えると心配は尽きません。

ぎりぎりのところを車が走る場所も


今回の測定以外にも、6号線の測定をネット上にUPした貴重なデータ(帰還困難区域含む)を公開してくださっている方が多数います。本来は主催団体が公表すべきものですが、参加を考えている方に、ぜひ検討材料として、届いてほしいと思います。



20151004国道6号線の自転車、徒歩による測定など 一斉清掃にむけて

「国道6号線 消えない夜さんによる測定」

「常磐道、国道6号線(帰還困難区域)の放射線量測定 消えない夜さんの動画を中心に」

6号線の自転車・徒歩による測定1 道の駅ならは周辺」

6号線の自転車・徒歩による測定2 楢葉町役場から富岡方面」

6号線 自転車・徒歩での測定3 富岡町 双葉警察署前から南」

グーグルアースで確認できるkmlファイルのダウンロードリンク


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2015年10月06日

「みんなでやっぺ!!きれいな6国」の 開催およびボランティア参加呼びかけに対する提言書

「みんなでやっぺ!!きれいな6国」の 開催およびボランティア参加呼びかけに対する提言書

★賛同団体はもう〆切ました★
こどけん郡山(080-1809-3169
☆賛同団体、追記しました(10.11)☆

NPO法人ハッピーロードネットがきたる2015年10月10日に開催する「みんなでやっぺ!!きれいな6国」での道路清掃ボランティア活動に、周辺住民および中学校・高校に対し、参加呼びかけを行っています。

それに対し、子どもたちの未来と健康を守るプロジェクト・郡山では、イベント開催とボランティア呼びかけに反対する提言書を作り、賛同団体を募りました。

わずか2日間の間に53団体から「賛同します」という連絡がありました。


本来、清掃ボランティア活動というのは、尊い活動です。震災前から続けて来られた主催団体の活動には、心から敬意を表します。


しかし、原発事故後からわずか4年半で、自動二輪、原動機付自転車、軽車両及び歩行者の通行を規制されている帰還困難区域を含む周辺道路の清掃ボランティア活動の開催には反対せざるを得ません。

「規制されている道路をなぜボランティアが清掃しなくてはならないのか」
「なぜ詳細な線量マップ・土壌汚染データ等が示されないままにボランティアを募っているのか」
「なぜ中学生・高校生が参加しなくてはならないのか」
「開催時に、どの程度の安全性を確保しているのか」
ということへの説明も不十分です。

本来、《目に見えるゴミをなくし、故郷を美しくしたいという人々の善意》と《目に見えないゴミが、人々へ与えるリスク》を天秤にかけることそのものが、おかしな事態であり、疑念と違和感、憤りの矛先は主催団体だけに向けるものではありませんが、このような活動の開催および呼びかけの撤回を求め、人々の無用な被ばくをなくしてほしい主旨で、提言書を公表します。

提言書は以下の通りです。









呼びかけ団体/賛同団体は、以下の通りです。


呼びかけ団体:
     子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト・郡山
     武本泰(080-1809-3169)

       
賛同団体:
     一般社団法人 子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト
     ママレボ出版局
     かふぇぷらす郡山
     Team毎週末みんなで山形 
     hand to hand project kawamata
     NPO アースエンジェルス
     はみんぐBird
     いわきの初期被曝を追求するママの会
     子ども脱被ばく裁判の会
     会津放射能情報センター
     ウィズキッズ(兵庫)
     NPO法人 新宿代々木市民測定所
     放射線量測定室・多摩
     角田市民放射能測定室
     小金井市に放射能測定室を作った会
     子ども脱被ばく裁判 支える会・高槻
     厚木市民測定所(ままラボ)
     NPO法人 子ども全国ネット
     横浜市民測定所
     NPO法人 市民放射能監視センター ちくりん舎
     災害避難者の人権ネットワーク 星の対話プロジェクト
     にしとうきょう市民放射能測定所 あるびれお
     秋田放射能測定室「べぐれでねが」
     子どもたちに未来をわたしたい・大阪の会
     つながろうフクシマつながろう避難者の会
     京都原発研究会
     日本消費者連盟関西グループ
     東日本大震災避難者の会 ThanksDream
     ぴあ・ネット/100万年の会
     クライストチャーチの風
     ボイス・オブ・ヒロシマ
     地域に生きる川西市民の会
     美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会
     福島老朽原発を考える会
     世田谷こども守る会
     こどもを守る会 いるま
     入間から発信!ずっと暮らし続けるために動く会
     放射能からみんなの健康といのちを守る秩父の会
     フクシマの子どもの未来を守る家
     Mamademo(ママデモ)
     原発震災から子どもの未来を考えるネットワーク
     基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会 大阪
     グリーンフォレスト関西
     せいぶらいふあくしょん
     放射能から子ども達を守る枚方の会
     大阪の公害問題を考える会
     滋賀県放射性チップを告発する会
     大阪・放射能ガレキ広域化差止め裁判原告団
     特定非営利活動法人 R.I.La
     小さき花市民の放射能測定室(仙台)
     たまあじさいの会
     脱被ばく実現ネット
     原発なくせ三重県民会議
     もろびと平和サークル
     原発おことわり三重の会
     nara-action
     子ども笑顔ネット
     オルタナティブ・ピース・アクション
     子ども脱被ばく裁判おうえん@東京里芋
     放射線被ばくを学習する会
     ひなん生活をまもる会
     神戸国際キリスト教会
     3.11ゆいネット京田辺
     原発の危険から子どもを守る北陸医師の会
     県境なき医師団
     支援交流『虹っ子』
     NPOあおいとり札幌
     森の測定室滑川
     みんなの測定室・ふじみーる
     千代田区こども守る会
     脱原発・滋賀☆アクション
     八王子市民放射能測定室 ハカルワカル広場
     NPO法人市民環境研究所
     こども検診医療基金・関西


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2015年09月18日

郡山測定レポート

郡山測定レポート(8)

2015年4月29日、郡山市大槻町周辺を測定しました。


■「自宅の裏に、震災後、はじめて来ました」

 福島県郡山市の通学路を測定しはじめてから、このレポートも8回目。お母さんと一緒に測定をしながらさまざまな思いを聞いています。
 
 「原発事故がなければ、こんな風に不安になることもなかったし、測ってまわる必要もなかったのにね・・・」



 汗ばむ陽気のなか、ホットスポットファインダーで測定しながら、そう話すのは、子どもたちの未来と健康を守るプロジェクト・郡山の根本淑栄さんと、4人の子どもを持つHさん。

この日はまず、Hさんの自宅周辺を測定しました。
Hさんの自宅は、まだ除染がまわってきていません。住宅除染の順番は、郡山市が決めています。
事故から4年以上が経過した今年、ようやく番が回ってくるそうですが、それも「手あげ式」で、手をあげなければ、除染してもらえないのだそうです。

4歳のお子さんがいるHさんは、原発事故後、子どもを外で遊ばせることがほとんどありませんでした。1ヶ月に1度、県外や放射線量の低いところに子どもたちを連れだし、外遊びをさせてきています。それも、夫婦共働きのHさんにとっては「とても大変なこと」だったと話します。
ご両親の家とご自宅が2軒つらなる広い敷地内でも、震災後は子どもたちが駆け回ることはなく、通路となっている小道を行き来するだけでした。

自宅の裏を測定しているときにHさんは

「ここに来るのは実は震災後はじめてです」

と言いました。その理由を尋ねると、

「放射線量が高いと思っていたんです。おじいちゃんは、掃除をしたり、自分で除染をしたりしていたけれど・・・」

裏には畑も広がっているのですがそこにも立ち入ったことがなかったそうです。
測定器を頼りに、Hさんはおそるおそる進みます。

「少しでも線量が低いエリアが見つかれば、そこで子どもを遊ばせることができる」

そうHさんは考え、慎重に、丁寧に測定をしていました。



おじいちゃんによる除染の効果か、幸い自宅敷地内で1μSv/hを超えるような場所は見つかりませんでしたが、ところどころ、0.5μSv/hを超える場所がありました。「とても高かった」という雨どい周辺は0.6μSv/hを超え、周辺一帯は0.40.5μSv/hを示しました。
測定の様子を見に来ていたおじいちゃんは

「ここ(雨どい)からどーっと雨水が流れおちて、汚染が広がったのだろう」

と話します。
最初は

「高くなんかないだろう、大丈夫だろう」

と言っていたおじいちゃんも、

「どうだ、高いところはあったか・・・」

と気にしている様子で、測定中に何度か話かけてきました。

「除染なんかしたって意味がないんだ、また上がってしまうんだ、って知り合いの除染作業員が話していたよ。うちは、これから回ってくるんだけどね・・・」


■住宅街で見つけた5μSv/hのマイクロホットスポット

 次に向かったのは郡山市にあるとある学校。通りすがりの私たちに向かって、生徒が「こんにちは」と声をかけます。「挨拶に力を入れている学校なんです」と根本さんは教えてくれました。
 
 「ここでよく、学生が立ち話している」

Hさんが教えてくれた校門のブロックは、ちょうど腰かけるのにいい高さです。そこは、0.5μSv/hほどありました。

「ここには座ってほしくないね・・・」

Hさんはつぶやきます。

グラウンドでは野球部が練習をしていました。敷地内からも、外にいる私たちに向かって「こんにちは」と挨拶をする生徒たち。学校周辺は除染が済んでいるのか、0.20.3μSv/hの数値を示していました。
 ただ、学校側の道路と、民家側の道路では測定値が0.1μSv/hほど違いがありました。1本の道路でも、両サイドで数値が違うのです。

「学校側は除染はされるけれど、民家側は除染されていないのかもしれないね。でも、生徒が学校側だけを選んで歩くわけではないのに・・・」


そこから少し歩き、菜根三丁目わんぱく広場に向かいました。ある民家の前で、突然数値が跳ね上がりました。立ち止まり、線源を探してみたところ、5μSv/hを超える場所が見つかりました。ちょうど雨どいから流れ落ちるところにコンクリートの割れ目があり、そこに放射性物質がたまってしまったようです。





しかし、この地域は、平成24年に道路除染が行われており、表向きには「線量が下がった」と思われている地域です。また、住宅除染も平成24年に発注が済んでいます。
この場所は民家と民家のちょうど隙間にあたるので、どちらの敷地として除染されるのか不明です。このように、除染から抜け落ちてしまった場所が他にもあるのです。


■再測定――さくら通り沿い1.8μSv/hのベンチへ

このあと、私たちはHさんと別れ、郡山市を東西に走る幹線道路・さくら通りの測定を行いました。以前も線量の高かった、ザ・モールというショッピングセンターの前にあるベンチの線量がどうなっているのか、確認するためです。





以前と変わらず、1.5μSv/h近くあることを確認し、郡山市の道路除染推進課に連絡をしました。
担当の方が、すぐに測定に向かい
「再測定したところ、ベンチの下は2μSv/hを超えていた」
と教えてくれました。
「この道路が県の管轄なので、県の担当に連絡し、県から連絡してもらうようにします」
とのこと。

その翌日には、県の担当から連絡がありました。
「何らかの対応をします」
とのこと。

あれから5か月。いまのところ、対応した、という連絡はいただいていませんが、すでに除染されているのかもしれません。
その後の数値の変化も、測定してみようと思います。

本来あってはならない数値が、あちこちに点在している事実。細かな測定を行い、行政に訴えていくことの大切さを感じています。

その一方で、冒頭の根本さんの言葉も忘れてはならないと感じます。
「原発事故がなければ、こんな風に不安になることもなかったし、測ってまわる必要もなかった」ことを。



kodomotatinomirai at 14:52|PermalinkComments(0)測定